筋トレをしてしっかりと効果を出していくためには、筋肉に必要な栄養素を摂取してより筋トレの効果を高める方が理想のボディの近道となるはずです。せっかく筋トレをしたのに筋肉が減ってしまうなんてことがないように、しっかりとビタミンEを摂取して理想のボディへと近づけましょう。
ここでは筋トレ効果を高めるビタミンEについて紹介いたします。

ビタミンEとは
・脂溶性ビタミンの一種でαトコフェノールを指します。
・抗酸化作用・免疫力の向上・血流促進などの作用があります。
・ビタミンEは小腸から吸収される。
筋肉に必要なのはタンパク質だけじゃない
筋トレ効果を発揮するにはタンパク質(プロテイン)だけでなく、ビタミンEも摂取しないと筋肉は発達することができません。人間の五大栄養素は「タンパク質」「脂質」「炭水化物」「ビタミン」「ミネラル」であり、どれが欠けても身体の成長がうまくいかなくなるのです。

ビタミンEは筋合成を高める
ビタミンEには血流を促してくれる効果があります。激しい筋トレによって血液中に乳酸がたまります。
〜乳酸は老廃物〜
ビタミンEには血液中にたまった乳酸を滞らないように、血液の流れを良くし老廃物である乳酸を体外へ排出させる働きがあります。ビタミンEは翌日の激しい筋肉痛や全身の疲れを軽減する効果があります。
恐るべきクレアチンの保持能力
クレアチンの95%は骨格筋に存在しており、筋トレなどの体内エネルギーを消費するためにはこのクレアチンが必要になります。高強度の筋トレにおいては、筋肉内のクレアチン濃度を筋トレで消費する以上にクレアチン濃度を高める必要があります。
ビタミンEにはエネルギー産生の材料となるクレアチンを保持する働きがあります。
パフォーマンスを高める効果

ビタミンEの主な作用は抗酸化作用です。この抗酸化作用によって血管を丈夫にしLDLコレステロールの酸化抑制、赤血球の破壊を防ぐなどの作用があります。筋トレのとき脳へ酸素を運搬するのが赤血球の役割であり、全身(脳・臓器・筋肉)への血行促進作用によって酸素が行き渡るため限界を超えて筋トレすることができるようになります。その結果バルクアップへとつながります。
つまり、ビタミンEの摂取は筋持久力を高め運動パフォーマンスの向上効果があります。
ビタミンEの摂取基準量mg/日
厚生労働省が推奨する成人のビタミンEの摂取基準量は15mg/日となっています。ですが、激しい筋トレをするトレーニー達は15mg/日の摂取では少ないと考えられており、通常の10倍以上のビタミンEを摂取することでビタミンEの効果が期待されると言われています。
ビタミンEを1日あたり100mg〜300mgを目標に摂取することがポイントです。
ビタミンEの豊富な食べもの
ビタミンEはサプリメントで効率的に摂取できますが、ビタミンEの豊富な食べものもあります。アーモンドや落花生などのナッツ類、ひまわりの種などの種子類、ひまわり油やベニバナ油や大豆油、ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜にビタミンEは多く含まれます。
- アーモンド(10粒)・・・3.0mg
- 落花生(10粒)・・・1.1mg
- ひまわりの種(10g)・・・1.2mg
- ベニバナ油(大さじ1杯・12g)・・・3.2mg
- ひまわり油(大さじ1杯・12g)・・・4.6mg
- 大豆油(大さじ1杯・12g)・・・1.2mg
- ブロッコリー(100g)・・・3.0mg
- ほうれん草(100g)・・・2.7mg
過剰摂取による弊害
水溶性ビタミンの場合、過剰な水溶性ビタミンはすべて尿中へ排出されますが、ビタミンEは脂溶性ビタミンの一種のため体内へ蓄積されやすくなります。摂取されたビタミンEの約70%は便となり体外へ排出されますが。残りの約30%は体内へ残り続けます。
ビタミンEの過剰摂取による弊害
・骨粗鬆症のリスクが高まる。
・血液凝固の遅延がおきる。つまり出血しやすい状態になる。