ナッツ効果

ナッツは不飽和脂肪酸が含まれており、体にいい食べ物として注目されています。ダイエットのために体に良い脂質を摂取することは、体重減少の効果が高いと言われています。そのため、美容外科専門医の間では、ダイエット目的の患者さんへナッツを勧めているそうです。

そんなナッツの効果をダイエットや筋トレ効果の面から探ってみました。

ナッツを食べて痩せられる!?

ナッツの成分には、脂質やタンパク質、ビタミンが多く含まれています。ですがナッツは高カロリー食品のため、食べ過ぎてしまうと太ってしまう原因となります。

〜ナッツの食べ方〜

ナッツは高カロリー食品のため、食間に食べて腹持ちの調整や、一日のPFCバランスの調整をするために摂取すると良いでしょう。わたしはナッツが美味しくて食べ過ぎてしまい、実際にお腹周りの脂肪が目立つようになってきた経験をしました。いかにナッツが体に良い食べ物で、不飽和脂肪酸のかたまりでも食べ過ぎると太る原因になることがわかりました。

PFCバランスとは、タンパク質・脂質・炭水化物の略です。タンパク質はプロテイン(protein)脂質はファット(fat)炭水化物はカーボ(Carbohydrate)です。体をしぼり、筋肉を目立たせるためにはPFCバランスがもっとも大切といわれています。

ナッツは素焼きに限る

ナッツに甘いコーティングがされているものは、糖質を余計にとってしまう原因になりかねません。ですので、ナッツを購入するときは素焼きで無塩のものがいいでしょう。塩分も摂り過ぎてしまうと体から余計な水分が抜けなくなってしまうため、無塩のものをおすすめします。

素焼きのナッツは味が素朴で美味しいものですが、あまり美味しくないと感じる方もいると思います。簡単なのは自分で味付けをしちゃえばいいって事です。それも0カロリーのシロップでコーティングして、ナッツの周りにきな粉をまぶせば、更にタンパク質などの栄養素をアップすることができます。

また、好みのフルーツパウダーなどで味変させて飽きさせない工夫をすることも大切です。ここで注意しておきたいのは、ナッツが美味しくなり過ぎて食べ過ぎてしまう原因になりかねません。食べ過ぎたカロリーは太る原因になってしまうので、一回摂取量を20粒までと制限することも必要です。

ナッツの栄養素

ナッツ100gに対してタンパク質20gが含まれています。肉は動物性のタンパク質ですがナッツは植物性です。動物性ばかりに偏らないよう植物性のタンパク質も摂取すると良いでしょう。


また、ナッツには不飽和脂肪酸が多く含まれており、人工的なサラダ油に比べて、体内の脂質を低くなるようにコントロールをする働きがあります。不飽和脂肪酸といっても、高カロリー食品のため、摂取のしすぎは太る原因になるので注意しておきましょう。

🟢ナッツのビタミンEの効果

ナッツにはビタミンEも多く含まれています。ビタミンEには抗酸化作用があるので、筋肉の疲労物質を体外へ流してくれる作用があります。筋疲労の回復が早くなることはトレーニーにとって重要です。筋肉のバルクアップやダイエットを目的とするトレーニーにはビタミンEの摂取をおすすめします。

ナッツの種類

🟢アーモンド

ナッツといえば定番のアーモンドです。スーパーでも多く売っており日本人に馴染み深いです。このアーモンドには、ビタミンEが多く含まれており、アーモンド100gあたり30gものビタミン Eが含まれます。そのほかに、テストステロン値に有用な亜鉛、マグネシウム・カリウム・鉄を多く含みます。

🟢カシューナッツ

カシューナッツも代表的なナッツの一つです。このカシューナッツには炭水化物・脂質・タンパク質のほかにビタミンB1が多く含まれています。筋肉の成長に欠かせないのがビタミンB1といわれており、炭水化物や糖質をエネルギーに変換するのもビタミンB1が大きく関与しています。ですから、筋肉のバルクアップやダイエット目的のトレーニーには、カシューナッツをおすすめします。

🟢くるみ

くるみは高コスパでお手頃な値段で購入できるためおすすめのナッツです。くるみの代表的な栄養素は「オメガ3脂肪酸」です。アーモンドよりも「オメガ3脂肪酸」が多く含まれているのが特徴です。良質な脂質はダイエットに効果的で、余計な脂肪とならず、動脈硬化の予防、アレルギー対策にも有用といわれています。

その他のナッツは、「ピスタチオ」「マカデミアナッツ」「ピカンナッツ」「ヘーゼルナッツ」「ブラジルナッツ」などがあります。それぞれに含まれる栄養素に特徴があるので、興味があるトレーニーは好みのナッツを摂取するといいでしょう。

ナッツは持ち運びしやすい

ナッツは乾燥されていているため保存がききやすいです。そのため、バッグの中にナッツを携帯しておいても腐ることも味が変わってしまうこともありません。良質なタンパク源と良質な脂質源を持ち運べる数少ない食品です。職場や学校に持っていって、食間などに摂取することで筋肉のカタボリックを防ぐことができます。

〜ナッツは保存期間が長い?〜

いかにナッツが保存期間が長くても、一度開封したナッツは酸化が進んでいきます。ナッツに含まれる不飽和脂肪酸は酸素と熱に弱いです。そのため、体に良いとされる不飽和脂肪酸(ナッツ・エゴマ油・アマニ油・エゴマ油)は太陽光のあたるところに置かないようにしましょう。

※ココナッツオイルやオリーブオイルは酸化しにくいとされています。