間違ったベンチプレスのやり方

男性に人気のベンチプレスです。フィットネス人口が増えてくる代わりに、間違ったやり方のベンチプレスをするトレーニーも多くなりました。どんな間違ったやり方のベンチプレスが多いのかまとめました。

下げないベンチプレス

ベンチプレスは、バーを胸まで下ろして上げる動作ですが、バーを胸まで下ろしていないトレーニーを多く見かけます。大胸筋に効かせるためには、バーを胸までピッタリ下ろしてからあげないと意味がありません。

重さを追求しすぎている!?

ベンチプレスは男の勲章と言わんばかりに、男性に人気の筋トレです。重さばかりを追求して、きちんとしたフォームを保てていないのです。ベンチプレスのバーを持って、少し肘を曲げてまて戻すの繰り返しの場合、上腕三頭筋と三角筋にしか効いていないことになります。

胸まで下ろさないベンチプレスは偽物です!

少し肘を曲げての動作と、しっかり胸まで下ろす動作では段違いに後者の方がきついです。胸まで下ろさない状態で100kgを持ち上げても、ぜんぜん凄くはないです。ベンチプレスは正しいフォームで持ち上げてこそ本物といえます。

つま先立ちのベンチプレス

踵(かかと)を浮かせて、つま先立ちでのベンチプレスはNGです。つま先を立てると高重量がどんどん上がるようになります。それは、つま先を立てているから持ち上がるのであって、トレーニングにはなっていません。きっとブリッジしやすいため、つま先立ちでのベンチプレスをしているのでしょう。

ブリッジして追い込むのはOK!

ベンチプレスにおいて、お尻を付けないとルール失格になります。ですが、ベンチプレスで重量を増やしていきたいのであれば、普段のトレーニングで、踵(かかと)を床につけてブリッジするのは大丈夫です。この方法は、高重量を持ち上げやすくなるから良い方法です。

バーが斜めになってはいけない

意外にもバーが斜めになっているトレーニーを多く見かけます。かくいう私もその一人ですが・・・筋力のバランスが悪いとバーが斜めになりやすいです。もう一つの原因は、重量がオーバーしているかもしれません。フォームが崩れるのはこうした原因があるので、一度見直してみるもアリだと思います。

左右の筋力に差があると起こりやすい。

左右で大胸筋の大きさが違う。

ベンチプレスは人気が高い種目なだけに、心当たりがあるトレーニーもいると思います。「間違ったベンチプレスのやり方」はこれだけではないですが、正しいフォームを守って安全に筋トレに励みましょう。