基礎代謝と筋トレの関係!筋肉を増やすだけではだめ?

筋トレをしても思うように脂肪が落ちない、それって基礎代謝の低下かもしれません。ですが、筋トレが基礎代謝を上げるってよく聞きます。果たして、筋トレがどのように基礎代謝に影響するのでしょうか?基礎代謝と筋トレの関係について学んでいきましょう。
基礎代謝のあげ方は筋トレをすること
若いときは基礎代謝が高いから、運動をしなくても太りませんでした。では、大人になっても基礎代謝は上がるのでしょうか?結論からいうと、筋トレすることで、年齢に関係なく基礎代謝は上がっていきます。
では、なぜ基礎代謝が上がっていくのか考察していきましょう。
基礎代謝のあげ方①筋肉量を増やす
筋トレをすると筋肉量が増えるので、基礎代謝が向上していきます。
トレーニング1年目の筋トレでは、1年間で約10kgもの筋肉が増えると言われています。10kgもの筋肉が増えれば消費されるカロリーが増えるため、十分に基礎代謝が高まると言えるでしょう。
トレーニング3年目以降は、年間約1kgの筋肉量アップしか望めませんが、総筋肉量は増え続けているので、年齢に関係なく基礎代謝は上がり続けるといえます。
基礎代謝のあげ方②血液量が増えるから
筋肉が増えると体内の血液量が増えます。筋肉には血液(水分)を保持しておく機能があります。ちなみに、高齢者が脱水になりやすいのは筋肉量が減っていて、体内の水分保持機能が低下しているからです。
筋肉中の血液量が増えると、血液が増えるため消費カロリーも増えていきます。血液は全身をめぐり、各臓器へ栄養や酸素をとどける役割があります。つまり、筋肉の活動量や血液量が増えるため、基礎代謝が上がるのです。
どの部位を鍛えると基礎代謝を上げるのに効率がよい?
筋トレは糖質をエネルギー源とする無酸素運動です。そのため、筋トレ自体に脂肪燃焼効果はありませんが、筋肉を増やすことによって基礎代謝がアップしていきます。
大きな筋肉部位を鍛えることができれば、それだけ筋肉量がアップすることになって、基礎代謝の向上も望むことができます。
大きな筋肉部位とは「足」(大腿四頭筋・ハムストリングス)と「お尻」(大臀筋)です。そのほかに「背中」(広背筋)と「胸」(大胸筋)です。なかでも、足とお尻の筋肉は、体全体の50%を占めています。
なので、基礎代謝を上げたい場合は、「足」と「お尻」を優先的に鍛えていきます。

スクワットで基礎代謝を上げる
足の代表的なトレーニングの1つ、スクワットです。立ったままできるので、場所や時間にとらわれず実践していきましょう。
①両足を肩幅くらいに広げます。
②両手は胸で交差させるか、頭の後ろへ持っていきます。
③背中を丸めないようしゃがみます。
④膝の角度が90度以上になるまで曲げたら、ゆっくりと戻ります。
⑤10回3セット行います。慣れたら15〜30回3セットへ増やします。
⑥1〜5の繰り返しです。




