筋トレのインターバルはどれくらいが最適?筋肥大させたいなら知っておきたいこと

インターバルとはセット間の休憩の時間をいいます。筋力トレーニングや筋肥大のためのトレーニングには、種目も多いですが、その種目が1セットだけで終わることはなく、通常は3〜5セットを行うものです。この1セット目と2セット目の間の休憩時間であるインタバーバルは、トレーニングの目的によって、インターバルの時間も異なっていきます。
筋力(パワー)UPの目的とするトレーニングは、5分間のインターバルをとります。逆に筋肥大を目的とするトレーニングは、短めのインターバルを取ります。最近では、インターバルの長さはそれほど重要視しない説もあるようですが、ここでは、筋トレの目的別に合わせたインターバルの取り方について紹介します。
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筋トレに最適なインターバル

重い重量でトレーニングするには、それなりの練習方法があるはずです。
軽い重量で20回を5セットでトレーニングを重ねているトレーニーと、重い重量で5回5セットでトレーニングしているトレーニーとで、ベンチプレスで競わせた場合、高重量のベンチプレスを持ち上げられるのは後者のトレーニーです。
つまり、筋力(パワー)UPをすることが目的なら、より重い重量を扱えるようにトレーニングしていく必要があります。どのくらいの重量を上げられるかは、インターバルの取り方に要因が出てくるようです。
インターバルを2分しか取らなかった場合、十分に筋肉は回復していないので扱う重量も下がってきてしまいます。一方、インターバルを5分間しっかり取ると、筋肉を休ませることで筋力は回復するため、セカンドセットで扱える重量も増えていくのです。
実際には、階段を上るように筋力は増強していきませんが、インターバルの持つ意味は非常に大きいと言えるでしょう。
筋力(パワー)UP目的のインターバルは5分間
筋力(パワー)UPのためのインターバルは5分間です。長ければ良いわけではありません。体が冷めないうちに次のセットに行くのが良いようです。そのため、インターバルは5分間と決めてトレーニングしていきましょう。
筋肥大目的のインターバルは2分以内
筋肥大のためのインターバルは、次のセットを2分以内に設定して追い込んでいきます。扱う重量や部位、マシンなのかフリーウェイトなのかによって、45秒にするのか2分間のインターバルにするのかは、トレーニングしながら決めていきましょう。必ず、フォームを崩さないでトレーニングをできるようにします。
特定種目のためのインターバル
プルアップ、腕立て伏せ

自重トレーニングでは、マシンやダンベルのように高い負荷をかけることが難しくなります。そのため、「回数を多くする」「セット間のインターバルを短くする」などして筋肉を刺激していく必要があります。動作をゆっくりして負荷をかけていく方法もありますが、自重トレーニングには限界があります。そのため、筋肉の疲労が残ってにいるうちにセカンドセットへ移行していきましょう。
バーベルスクワット、デッドリフト
これらの種目は、比較的に重いウェイトでトレーニングするため筋肉や関節への負荷が高くなります。そのため、インターバルは3分〜5分を目安にしていきます。
ベンチプレス、オーバーヘッドプレス、チュストプレス、ショルダープレス

スクワットやデッドリフトに比べると、より軽いウェイトでのトレーニングです。インターバルは2〜3分間取りましょう。より重いウェイトを扱う場合は、インターバルは5分間しっかり取ります。
ロウ、ラットプルダウン

扱う重量が軽いため、インターバルは3分間取れば十分です。
アイソレーション種目
アイソレーション種目は、ゆっくり丁寧にトレーニングが基本です。そのため、インターバルは45秒〜2分間がベストです。もしも、「スクワット」「ベンチプレス」「デッドリフト」の3種を伸ばすためのアイソレーションの場合、高強度でトレーニングをするため、インターバルは3〜5分間取りましょう。
これらは、あくまで目安のインターバルなので個人の力量や経験値によって変化していきます。トレーニングを突き詰めていくうちに、自分に合ったインターバルを発見するのも楽しみのうちです。