初心者がやりがちな間違った筋トレ/オーバートレーニング
筋トレを始めるとつい熱が入ってしまい、頑張り過ぎてしまう自分に気づかずオーバートレーニング状態になることがあります。一度オーバートレーニング状態になってしまうと抜け出すのは困難になってしまうんです。
オーバートレーニングとは・・・

オーバートレーニングとはズバリ筋トレのやり過ぎの状態をいいます。筋トレを始めてハマってしまうとつい本気を超えて頑張りすぎてしまうものです。毎日のように筋トレをしてしまい筋肉の回復が追いつかなくなると、体の疲労感が増して集中力も途切れきてしまいます。そんな状態をオーバートレーニングといいます。
なんでオーバートレーニングの状態を抜け出せないの?
自分が頑張ってるなんて気づけないトレーニーが多いものなの。
どうしたらオーバートレーニングを抜け出せるのかな?
答えは非常にシンプルなの。思い切って筋トレを休むと筋肉も回復していくわ。
体に現れる5つのサイン

オーバートレーニングに陥ると体に色々なサインが出始めます。
①疲労感がとれない
ちゃんと寝ても体力は回復しませんし、栄養価の高い食事を摂っていても疲労感が思うようにとれないようになります。筋トレをしすぎてしまい体力の回復が間に合わないのですから当然といえば当然ですね。
②風邪などを引きやすくなる。
オーバートレーニング状態になると体の免疫力は低下する一方です。そのため日和見感染にかかりやすくなってしまい、ちょっとしたことで風邪ウイルスに感染してしまうようになります。
③食欲が低下する。
運動をしすぎたり、運動直後は食欲が湧きませんよね?これと同じようにオーバートレーニングの状態に体はなってしまているのですから、食欲も出てこないのはしょうがないことです。
④寝つきが悪くなる。
疲れすぎて寝る体力さえありません。自分では気づかなくても筋トレをしすぎてしまい、オーバートレーニングの状態は寝る体力さえも奪ってしまいます。
⑤重量が低下する。
筋トレを始めた頃は、どんどん扱える重量も増えていきますが、筋肉の回復が追いつかず、筋肉の疲労がたまり始めると筋トレをするたびに扱える重量が低下してきます。扱える重量が低下し始めたらオーバートレーニングの危険なサインなのかもしれません。
オーバートレーニングを脱出する方法

自分がオーバートレーニングだと気づいたら潔く休息を一番にすることです。これはなかなか難しいかもしれませんが、筋トレを休むことにより筋肉の回復をさせてあげなければいけません。
毎日やっていた筋トレを休むのは心苦しいですが、勇気をもって2、3日筋トレをしない日を作りましょう。
基本的な筋トレ方法は、同一部位は2日間の休息をとってからの再び筋トレになります。この2日間で筋肉の回復を待ってからやることがオーバートレーニングにならないポイントになります。
ですが・・・激しく追い込むような筋トレをしているトレーニーは2日間では筋肉の回復は十分ではない場合があります。そのほか食事の摂取状況や睡眠状況によっては正常に筋肉を休ませられることができません。
まとめ
・筋トレの休息日をとる。
・睡眠をしっかりとる。
・高タンパク食の摂取や栄養状態に気をつける。
筋トレは毎日やるのが正義ではない
筋トレは毎日やれば良いものでもないです。毎日やっても早く筋肉がつくわけでもないです。「筋骨隆々になりたい」「理想の体型に・・・」「美ボディを目指して」「カッコよく」など強い思いがあると思いますが、筋トレは効率的におこなうものです。

胸のトレーニングをしたら翌日は足のトレーニングをしたり、上半身を鍛えたら次は下半身を鍛えたりするものです。もちろん筋トレの強度によって同じ部位を毎日鍛えることもあります。
例えば、腕立て伏せを100回おこなうくらいなら毎日でも平気でしょう。でも、ベンチプレス100kgを毎日やるのは無理な話です。扱う重量が違いすぎるのですぐにオーバートレーニング状態となってしまいます。自重スクワットを100回くらいは頑張れば毎日できてしまいます。でも100kgのバーベルを担いでスクワット100回を毎日はできないでしょう。これもすぐにオーバートレーニング状態となってしまいます。