きゅうりを食べるメリット

きゅうりは植物学的に果物に分類されますが、一般的には野菜として用いられています。
どちらにせよ、筋肉の原動力になる野菜であるということに変わりありません。きゅうりの96%は水分で構成されています。きゅうりを食べるメリットは水分補給以外にもたくさんあります。
例えば、きゅうりには抗酸化物質が含まれていて、慢性疾患を引き起こす有害な化合物であるフリーラジカルと戦います。きゅうりには様々な病気の予防に役立つ植物栄養素が豊富に含まれています。
生のきゅうり一本100g
・13kcal ・水分96% ・食物繊維1.1g
三大栄養素
・炭水化物3g ・脂質0.1g ・たんぱく質1g
ビタミン
・βカロテン330μg ・ビタミンB1 0.03mg ・ビタミンB2 0.03mg ビタミンB6 0.05mg
・ビタミンC14mg ・ビタミンK34μg ・葉酸25μg
ミネラル
・マグネシウム15mg ・カリウム200mg ・マンガン0.07mg
・カルシウム26mg ・リン36mg
抗酸化作用がある
きゅうりに含まれるフラボノイドには抗酸化作用があります。フリーラジカルの蓄積をブロックし心血管疾患・がん・炎症疾患・老化を予防することができます。
きゅうりは皮と種と一緒に摂取することが推奨されています。身体に有益な栄養素がたくさん含まれています。皮付きの丸ごとのきゅうりを食べると食物繊維、βカロテンが豊富に摂取でき免疫力が高まります。
βカロテン・・・細胞を強化して免疫力を高める。筋繊維を大きくする作用がある。
骨が丈夫になる

きゅうりに含まれるビタミンKの作用により、骨の健康を促進することもわかっています。
きゅうりに含まれるのはカルシウムだけではありません。骨を丈夫に保つ栄養素のビタミンKもきゅうりから摂取でき、骨の強化に役立ちます。
ビタミンKを毎日摂取していた閉経後の女性は骨折が少ないことがわかっています。抗凝固剤を服用している場合は、きゅうりの摂取量を増やす前に医師に相談してください。
ビタミンKは血液凝固を助けるからです。
腸の健康をサポートする

きゅうりは、腸の健康機能を維持するのに食物繊維が豊富です。食物繊維の主要な役割の一つは、腸の動きを活発化することです。特にきゅうりに含まれる不溶性食物繊維のリグニンと水溶性食物繊維のペクチンは、排便の頻度を高めるのに作用し、さらにきゅうりには水分が非常に豊富に含まれています。水分を保つと便全体の粘度が柔らかくなります。
食物繊維と水分の組み合わせは、便秘を予防し排便の規則性を高めるのに最適な組み合わせです。身体の70%以上は水分で構成されています。体温調節、老廃物など多くの重要な役割を果たします。
パフォーマンスを高める

水分補給は身体パフォーマンスから代謝能力まであらゆることに影響します。きゅうりの96%は水分で構成されているため、大切な水源になります。毎日きゅうりを食べると水分補給が効率的に促進され、毎日の水分摂取量の達成に役立ちます。そして、きゅうりの食物繊維によって糖質の吸収をおだやかにして減量に役立ちます。
水道水には栄養素は含まれませんが、きゅうりには、ビタミンもミネラルもタンパク質も含まれます。
血圧を下げる効果がある

高血圧は動脈硬化や動脈瘤などの発症リスクが上がります。きゅうりにはカリウムが含まれていて、ナトリウムによる水分貯留を軽減し血圧を下げる効果があります。
ですが、きゅうりだけを食べても毎日ポテトチップスを1袋食べていたのでは、塩分によるダメージを軽減することはできません。したがって高血圧がある場合は、有害な習慣を減らすことにも取り組む必要があり、座りがちなライフスタイルと同様に、喫煙や脂質の多い食品を避ける生活を心がけましょう。
きゅうりの食べ方



きゅうりはサラダや漬けたり、サンドイッチやかっぱ巻き、塩やオリーブオイルで風味を加えたりすることができます。ここででのポイントは、ほんの少しの工夫できゅうりを楽しむことができるということです。
きゅうりのサラダは非常に簡単で、きゅうりのスライスに搾りたてのレモン汁を加えたり、お好みのドレッシングで簡単に食べられます。例えば、ミキサーを使用してココナッツウォーター、マンゴーなど他の食材と混ぜて前菜スムージーにして爽やかな味を楽しめます。
お寿司好きなら、カッパ巻きやきゅうりとアボガドなどと組み合わせて作るのを検討してください。自分で作れば節約になります。
🟢丸ごと食べる
きゅうりのメリットを最大限に活かすためには、きゅうりの皮には多くの栄養素が含まれています。ビタミンやミネラルを補給したい場合、皮を剥かずに調理します。
🟢無農薬を選ぶ
オーガニックのものを選択しましょう。少し値段が高くてもオーガニックのきゅうりを購入する価値はあります。皮をよく洗い冷たいきゅうりを摂取すると、特に暑い夏の日には爽やかになります。
きゅうりでなくピクルスが好きな人は、ピクルスでもきゅうりの栄養素は摂れますが、生のきゅうりよりもナトリウム含有量が遥かに多いので、ナトリウム摂取量を控える場合や高血圧がある場合は注意します。
きゅうりには水分が多く水分補給に優れていると述べましたが、塩漬けにしたきゅうりよりも新鮮なきゅうりを食べてください。